21世紀へのチェルニー

回連続セミナー in 名古屋

2016年5月24日  第二回 

スタジオフィオリーレ   
10時〜12時 
 
【講義】作曲家チェルニーと日本での受容 
【実技】チェルニーリトルピアニストのひきあいをしながら、レッスンでの使い方について考えます。
 
チェルニーの効果的な使い方を、8年かけて国内外のピアニスト・指導者に徹底取材。 
 効果的な使い方、抜粋方法、チェルニーのかわりに使える練習曲を明らかにしました。 
 
 毎回、課題として1冊練習曲を指定。ひとり1曲以上、練習してきます。
当日は参加者みんなで弾きあいをしながら、具体的な練習方法や、チェルニーの楽しさ、面白さ、教材としての価値を実感できます。 
●テキスト「21世紀へのチェルニー」(ハンナ)山本美芽・著  
●1曲以上、途中まででも良いので練習してきてください。  
 できるだけ音楽的に演奏してみましょう。 
 できれば1冊ぜんぶ、ざっと譜読みしてくると勉強になります。
●鍵盤ハーモニカ 
持って来れる人は持参してください。ピアノとアンサンブルをします。 
【初回参加者、チェルニー100番弾きあいのご感想】
ベートーヴェンソナタに入る前、モーツァルトっぽい。コンチェルト気分を味わえる。ロマンの香りがする、賛美歌のような響き、など使える要素がいっぱい!」(安藤敦子先生)
「弾きあいは、チェルニー100番の素敵な曲をあらためて発見できて、とても勉強になりました。また.
鍵盤ハーモニカも子ども時代の鼓笛隊を思い出しましたし、ピアノとのアンサンブルもとても楽しかったです」十塚みのり先生)
「先生の著書を読ませていただき、私自身そんなに好きでもなかったチェルニーに対する見方が変わりました」(橋本恵美子先生)
 
「楽しく弾きあいができて、うれしかったです。チェルニーのことをもっと知りたくなりました。次回が楽しみです。どうしてあんなに曲数書けたのか、チェルニーという人に興味が湧いてきました。今までスルーしてきたことに気が付かされた思いです。」
(伊藤久美子先生)
 
「みさなんの演奏を聴いて、チェルニーにこんな素敵な曲があったのね…!という、沢山の発見がありました)」(猪本小弓先生)
場所 スタジオ フィオリーレ
 
【ランチ会】終了後にランチ会予定。費用は 各自負担。出欠を申し込みの際に伝えてください。 
 
facebook】セミナー内容について、講師と参加者同士の交流をfacebookで行っています。可能な方は、ぜひご参加ください。Mime Yamamoto で検索、講師に友達申請をお願いします。 
 
※事前お申し込みがなく当日ご参加の方は、500円追加となります。 
※3〜4ヶ月に1回のペースで開催を予定しています。 
お申し込みはこちら→
第1回  
グレード・型としてのチェルニー 
チェルニー100番 
 
第2回  
作曲家チェルニーと日本での受容 
チェルニーリトルピアニスト 
 
第3回  
チェルニーで身につくテクニックとは 
チェルニー8小節の練習曲 
 
第4回  
ベストな活用方法と海外での事例 
 
第5回  
ブルクミュラー12・18、ヘラー25、ブラームス51の練習曲、コンコーネの練習曲など 
第6回  
エチュードを使わない場合どうするか バッハ平均律のプレリュード、ミクロコスモス、三善メソード、ピュイグロジェ教本
【講師】山本美芽(やまもと・みめ) 
 東京学芸大学大学院教育学研究科修了。音楽ライターとして17年間にわたり、国内・国外のトップアーティストに取材。あわせて「ムジカノーヴァ」などピアノ教育専門誌に寄稿。著書「りんごは赤じゃない」(新潮社)「21世紀へのチェルニー」(ハンナ)「自分の音、聴いてる?」(春秋社)など多数。2013年よりピアノ指導者向けにセミナーを開始、鋭く現場の問題を解決する視点が圧倒的な支持を得る。現在はライティングセミナーとピアノ教本セミナーを中心に全国で活動中。 

名古屋チェルニーセミナー初回に参加された先生方のご感想

戸塚裕子先生(静岡県)

「昭和の時代に音大で勉強してきた私達は、ツェルニーの教本は、必須の教本でした。コンクールや入試にはツェルニーは当然ながら必須だったので(今もそうかもしれませんが)やらなければならないものと思い込んでいました」


山内英子先生(岐阜県)

http://ameblo.jp/yamauchipiano117/entry-12127971463.html

「嫌いだったチェルニーが、せつないメロディーもつくるのね。和音の進行が凝っているのね。【新発見!】の時間となりました。普段のレッスンではあまり使っていませんが、【目的に応じて抜粋して】弾くのもいいかもしれません。受け身の講座ではなく、【互い弾き合い、聴き合う】【主体的な講座】魅力的で新鮮でした」



伊藤久美子先生(岐阜県)

http://ameblo.jp/andiemusik-klavier/entry-12128736708.html

「チェルニー100番を鍵盤ハーモニカとピアノでアンサンブルすると、オルガンやパリっぽいアコーディオン風や、コンチェルトのオーケストラ風な曲になり、これもとても面白かったです。イメージを膨らませるのに鍵盤ハーモニカはとても良いと思いました。帰って、さっそくその日のうちに室内楽の練習をしている生徒さんと鍵ハモを使ってあわせ、とても良いイメージトレーニングができました」


安藤敦子先生(愛知県)

http://ameblo.jp/rabi-2007/entry-12128407606.html

「実際にみなさんのピアノ演奏を聴きながら、『この曲は、ベートーヴェンのソナタに入る前に使えますね』など美芽先生の解説。

 この教本の良さを引き出す使い方。

モーツァルトっぽい曲。

コンチェルト気分を味わえる曲。

ロマンの香りがする曲。

賛美歌のような響きの曲。

など、使える要素がいっぱい!」


中塚三貴子先生(愛知県)

http://ameblo.jp/pianoschool-sans/entry-12128506965.html

「無味乾燥と思われていたのは、弾き手、指導する側の問題だったのだということがわかりました。

お勉強!という教え方、つまんない練習と思って弾くことがこんなにもったいないことだったんだと気づかせてくれた100番練習曲」


橋本恵美子先生(愛知県)


http://ameblo.jp/lelien2496/entry-12128102066.html

「習っていた頃は、そんなに好きでもなかったチェルニー。私の記憶に残っていた(おそらく弾きやすく好きだった)33番、なぜか弾いた記憶のない(こんな曲あったかな?)73番でした。改めて弾いてみると、意外に楽しいです」